[ジュネーブ 5日 ロイター] 来年8月に夏季五輪の開催を控える北京で、五輪開催を理由に150万人もの北京市民が住居からの立ち退きを余儀なくされる見込みであることが、人権団体の5日の発表で明らかになった。 当地に拠点を置く団体「The Centre on Housing Rights and Evictions (COHRE) 」によると、北京では毎月推定1万5000人が家を追われており、立ち退きはしばしば、十分な補償金もなく、乱暴かつ独断的な方法で行われているという。 COHREの調査によると、五輪開催によるインフラ整備事業で、これまでに120万人以上が自宅から立ち退いている。COHREは北京当局と北京五輪組織委員会(BOCOG)に対し、2007年の「居住権侵害賞」を贈っている。 最終更新:12月6日14時57分
【スペイン】国王の一喝からヒット商品、国際会議で「黙りなさい!」 11月20日2時22分配信 NNA
スペイン国王が「黙りなさい!」――。外交スキャンダルから生まれた思わぬヒット商品について、19日付けBBC電子版などが伝えた。 スペイン、ポルトガルや中南米諸国など22カ国で構成されるイベロアメリカ首脳会議がチリで開かれた際、ベネズエラのチャベス大統領がスペインのアスナール前首相を「ファシスト」と非難。これに対するサパテロ首相の反論を同大統領が何度もさえぎろうとしたため、首相の隣にいたフアン・カルロス1世は激高し、「Por que no te callas?(黙ったらどうだ)」と一喝した。 国王の鶴の一声は本国で大人気となり、このフレーズをあしらったマグカップやTシャツなどが登場。中でも携帯の着メロは約50万人がダウンロードし、およそ150万ユーロ(2億4,200万円)の収益が出たという。 またウェブサイトのドメイン「www.porquenotecallas.com」がオンライン競売サイトのイーベイに出品されており、19日時点で入札価格は1万ユーロ以上に跳ね上がっている。いち早くドメインを登録したフアン・アントニオ・モラレスさん(34)は「ここまで注目されるとは思わなかった」と喜びを表している。 【欧州の王室】その他関連記事 最終更新:11月20日2時22分